みなさんこんにちは!東三河県庁の公式キッチンです!
今回は、「東三河の特産品を訪ねて」の第2回として、東栄町にある「東栄チキン」をご紹介します!
「東栄チキン」と聞くと、名古屋コーチンや比内地鶏などのように、鶏肉のブランドの名前なのかな?と思われる方が多いと思いますが、実はそうではないんです!
では、「東栄チキン」とはどういったチキンなのでしょうか?
株式会社東栄チキンの花田さんにお話を伺いました。
-まず初めに、東栄町とはどんなところですか?おすすめスポットなどあれば教えてください。-
東栄町は愛知県の東北部に位置し、森林面積が90%を超えた緑と清流に囲まれた町です。春には「チェンソー大会」の発祥の地として、毎年5月に大会が開催され、全国及び海外から選手がエントリーし盛大に開催されています。夏には鮎釣り客で賑わい、今年は全国の鮎が集まり一番おいしい鮎を競う「清流巡り利き鮎会」で東栄町産の鮎が最高位のグランプリを獲得しました。秋には、鎌倉時代から国の重要無形文化財「花祭り」が伝承され、毎年10月から3月まで各地で開催されます。11月3日には「東栄フェスティバル」が開催され、花祭りの舞や地元産品の販売が行われ毎年多くの皆様がご来場されます。又、療養泉として人気が高い「とうえい温泉」は年間通して各方面から多くのお客様が訪れています。
-「東栄チキン」とはどういったものなのですか?-
「東栄チキン」とは鶏の種類ではなく、肉用若鶏加工品ブランドの総称で、古くから「東栄チキン」として地元を中心に親しまれています。
-もともと東栄町では鶏肉の生産が盛んだったのですか?-
1970年頃より東栄町で若鶏の飼育と加工が開始され、50年近い歴史があります。現在4戸の生産者により年間95万羽の若鶏が飼育されています。
-お肉の味の特徴を教えてください。-
「東栄チキン」の生産者は、マルトグループの銘柄鶏「錦爽鶏」として、飼料に天然の木酢液を添加し、処理方法を工夫するなど「匂いがなく」「脂肪が少ない」肉質となっています。
-「東栄チキン」にはどんな商品がありますか?-
「若どりのみそ味」「若どりのしょうゆ味」は、赤みそやしょうゆのタレにニンニクや生姜風味の味付けをしたもので、昭和40年頃から「困ったときの東栄チキン」として多くの家庭で親しまれています。又、住民の熱い要望により、平成21年には産学官の連携により「東栄チキンウインナー」「東栄チキンフランクフルト」を再開発し好評を得ています。(鶏皮を味付けした「鶏皮のみそ味」は、原料事情により常に品薄状態となっており、「幻の鶏皮」として人気商品となっています。
東栄チキンの商品ラインナップ(一部)
-どこに行けば「東栄チキン」を買えますか?-
東栄町内のスーパー・コンビニ、JA愛知東の各産直所、Aコープ、クックマート、サンヨネ、ファミリーマート(新城・豊川・豊橋5店舗)、セブンイレブン(名古屋2店舗)、ピピッとあいち(名古屋)の他、東栄チキンネットショッピングなどでもお求めいただけます。
-今後の抱負を教えてください。-
「東栄チキン」は50年近く多くの皆様に親しまれています。東栄町で飼育された若鶏を、東栄町で食べてもらうことはもちろん、町外から遊びに来た方や町外でも食べてもらう、そして、食べてもらうことで生産者を守って行きたいと思っています。「東栄チキン」という地元で生まれたブランドを大事にしていきたいと思っています。
-ありがとうございました。-
なるほど、「東栄チキン」とは、地元で生産される若鶏を使った加工品のことだったんですね!
私も、「東栄チキン」をから揚げにして食べましたが、味がしっかりと付いているので、片栗粉をまぶして揚げるだけで、おいしいから揚げになりました!
冷凍の商品で保存も効くので、家にストックしておいて、お弁当のおかずにも良いと思います^o^
みなさんもぜひお試しください!
最後になりますが、「東栄チキン」を作っているところも、少しだけ教えていただきました♪